開催報告

信越県境エリアの魅力を探るトークイベント
開 催 報 告

※現在編集中です

この近隣地域は海の幸・山の幸に恵まれており、こうした食資源を守り育てることが地域の個性や特徴を際立たせることにつながると思います。
そこで今回は、神戸市と野沢温泉村における2つの事例から、地域で培われ守り育まれた独自の食文化を継承しつつ、今の環境に沿った新たな食や食文化を生み出す取組について学びました。[文責:事務局]

VOL.11 地元で食べよう!地元の素敵な食材 地産地食の進め方

日 時:2022年12月17日(金)
会 場:オンライン(録画配信)
ゲスト:山田 隆大さん(神戸市経済観光局農水産課 食都担当課長)
片桐 健策 さん(Hotel&Jam Factory / Haus St.Anton シェフ)

ゲストにはオンラインでご出演いただき、それぞれの取組紹介の後、対談形式でお話を伺いました。
山田さんからは、公民一体となって神戸の農水産物のローカル地産地消化を推進するプラットフォーム“EAT LOCAL KOBE”の取組をご紹介いただきました。

  • 神戸市は実は農漁業都市であるにも関わらず特産物がなかなか思い浮かばない…という課題感からスタートした取組。
  • 週1回農家が街で直接作物を売るファーマーズマーケットからスタートし、現在は常設店舗も設置している。
  • この取組を通じて人や活動が有機的につながること、柔軟性を持ちつつ伝統を守ることを意識している。領域や業種、行政区も超えた人のつながりを作っていきたい。
  • 地産地食はこれまでの積み重ね。料理人の方が地産地食に取り組むとわかりやすい。規模感が同じ料理人と農家がつながることがコツかもしれない。

片桐シェフからは、地元の食材を大切にしたスローフードの取組をご紹介いただきました。

  • スローフード奥信濃を立ち上げて、食育や体をつくるための食を伝える活動をしている。
  • こうした活動をしていると共鳴した人が集まり、輪が広がっていくということを実感している。
  • 子どもの味覚を広げてあげることも大事。魚や肉がどのように食べられるようになるのかということも知ってもらいたい。
  • 料理人は農家がいないと始まらない。農家・料理人・消費者がいないと循環は生まれない。
左上:ゲスト 片桐さん  右上:聞き手 信州いいやま観光局 高野さん
下:ゲスト 山田さん

ゲスト:山田 隆大さん
[神戸市経済観光局農水産課 食都担当課長]

1999年神戸市『農業職』として採用。2015年から、EAT LOCAL KOBE、ファーマーズマーケット、海外展開など食都神戸関連事業の立ち上げに関わる。

ゲスト:片桐 健策 さん
[Hotel&Jam Factory / Haus St.Anton シェフ]

地域に根付く食文化・風土、雪国の暮らしを肌で感じながら「ローカルガストロノミー」を料理に表現している。

参加者からの感想

印象的だったこと、大切だと思ったこと

  • 地元の食材の大きな価値に改めて気づかされた。
  • 神戸市の都市部は1/3しかなく、残りの2/3が農村地域や山林地域だということ。農漁業都市ということも驚いた。
  • 大規模に生産している特産物がなく、少量多品種の生産でもPRの仕方があること。人に焦点を当てたことがポイントだと感じた。
  • EAT LOCAL KOBEが食を通じたプラットフォームだということ。人とのつながり、農家と料理人とのつながりの大切さを感じた。
  • 地産地食は取組を積み重ねていくことが大事だということ。
  • 神戸市の取組はデザイナーやミュージシャンも関わっていて、ポスターやしつらえがとてもおしゃれだった。
  • 片桐さんが食材にこだわって大切に料理していることがわかった。
  • 料理がとても素敵だった。1つの野菜を様々な方法で調理していてすごいアイデアだと思った。
  • 世界中のシェフが集まって食の未来や課題をディスカッションする場があることを初めて知った。
  • 食卓に並ぶ肉や魚、野菜がどのように作られて、運ばれてくるのか。子どもだけでなく大人も理解する必要があると思う。

もっと知りたかったこと、知りたくなったこと

  • スキーアスリートからシェフへという片桐さん、目標としているシェフはいらっしゃるのですか?
  • EAT LOCAL KOBEがどのように始まったのか。行政メインなのか、市民メインなのか。
  • つながりを広げるために工夫していることはあるのか。
  • EAT LOCAL KOBEのこれからの展開
  • 片桐さんのこの地域でのつながりや取組
  • この地域の地産地食の取組事例

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