開催報告

信越県境エリアの魅力を探るトークイベント
開 催 報 告

※現在編集中です

信州の味噌や新潟の酒をはじめとする発酵食品は、この地域の郷土食や特産品としてある程度認知されており、長野県と新潟県は気候風土が異なるものの、それぞれ「発酵・長寿県」、「雪国発酵食」としてプロモーションを行っています。
第3回と第4回ではそれぞれの地域における取組の事例や発酵食品の特徴などについてお話を伺いました。

VOL.3 発酵・長寿 長野県

日 時:2021年2月18日(木)18:30~20:00
会 場:オンライン(ライブ・録画配信)
ゲスト:蟻川 幸彦さん(長野県食品工業協会 事務局長)

長野県は日本一の生産量を誇る味噌をはじめ、ワインや日本酒、漬物など、様々な発酵食品が生産されています。味噌は信州味噌としてブランド化され、熟成させた味噌の中では淡い色で、味がしっかりしているという統一的な特徴がありますが、ワインや日本酒、漬物などは県内でも地域ごとに特徴の違いがみられます。

話題提供:発酵長寿県NAGANO

長野県では、こうした発酵食品産業の振興を通じて健康長寿を目指す「発酵・長寿県」を2018年に宣言し、健康志向の食品開発や伝統的な食文化、歴史、風土などを利用したブランド化に取り組んでいます。
その中で、センサーを用いて美味しさや特徴を科学的に示す取組や、海外に対して日本の発酵食品の健康機能面をアピールする取組などの事例をご紹介いただきました。 [文責:事務局]

VOL.4 雪国・新潟の発酵食文化

日 時:2021年3月1日(月)
会 場:オンライン(ライブ・録画配信)
ゲスト:桑木野 恵子さん(里山十帖 シェフ)

この地域には、早春から晩秋にかけて採取した山野の恵みを塩漬けや乾燥品、発酵食として蓄える食文化があります。

南魚沼市にあるお宿「里山十帖」では、地域に根差した食文化を目的に旅をしても食べたいと思える食を目指し、ローカルガストロノミーにも取り組んでいます。
例えば、単に山菜料理を提供するだけでなく、調理前の山菜を見せながら、どのように採ってきたのかといった体験談を交えて提供したり、地元の食材や環境を生かした発酵食を研究している発酵部屋の見学会を行うなど、地域ならではの料理の価値をより一層感じてもらうために工夫を凝らしています。

この地域の強みは、地域ならではの発酵食とたくさんの野菜を贅沢に使えることとのこと。特に寒くて湿潤な環境は珍しく、その中での発酵は独特ではないかとのことでした。[文責:事務局]

発酵部屋の様子
(中央:ゲスト 桑木野さん  聞き手:雪国観光圏 井口さん)

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