地域ならではの特徴
特徴の成り立ちと影響
地域資源の魅力と課題
その他の参考情報
– アンギン – アンギンは、カラムシなどの植物の繊維を素材にして編まれた布のことで、縄文人の衣料の主流であったことが明らかになっている。古い技法を現代に伝えるアンギン製品や製作工具、製作技法が保存伝承されているのは、全国的に見ても十日町市、津南町を中心とする魚沼地方だけである。
– 正倉院 – 正倉院には「越後国美守」との記載がある庸布があるとのこと。ただし、これが三和区美守を指すのか、妙高市美守を指すのかは再検討の余地があるとの指摘もある。
– 越後縮 – 越後縮は、カラムシの茎の繊維を原料とした麻織物であり、近世に入り、越後布に技術的な改良を加えたもの。絹織物の普及などによって、明治時代にはほとんど生産されなくなった。越後縮の紡績用具及び関連資料は、1986年に重要有形民俗文化財に指定された。
経済産業大臣指定の伝統的工芸品は全国に232品(H30.11現在)あるが、このうち織物は38品指定されている。これによれば、信越県境付近は、沖縄県の12品目に次いで伝統的工芸品の織物が集中する地域ということができる。
出所)経済産業省(日用品・伝統的工芸品)ホームページをもとに作成
– 十日町市の絹織物生産高 – 昭和59年の生産高として、3,200億円の京都西陣、1,500億円の丹波に次いで、351億円の十日町との記載がある。 現在は、昭和51年のピーク時(581億円)から10分の1以下に減少しているが、国内外を対象に積極的な生産・販売活動が行われている。
◀地域ならではの特徴へ
魚沼等の中山間地域でも、古くから養蚕業は営まれていた。上越市では、明治時代に長野県から桑苗を購入し、砂丘地帯や一部中山間地域で生産した時期もある。
▲ページトップへ