地域資源情報

13 味 噌

これらの特徴はどのようにして生まれたのか?

● 雪国・山国のくらし(保存食の必要性)

  • かつては、漁村を除いて日常的に動物性食品を摂取することは少なく、タンパク源ともなり保存食としての役割が大きかった。
  • 中山間地域など海から遠い地域では、塩を長持ちさせる保存食としての役割が大きかった。

● 気候に合わせた味噌づくり

  • 新潟県では、湿潤で気温が低くなりすぎないという雪国気候にあった味噌づくりが行われた。
  • 長野市周辺では、湿気による有害バクテリアが少ない気候を活かした味噌づくりが行われた。

● 日本の東西の結節点・大消費地からの近さ

  • 上越地方は、地形的な制約から交通の結節点となり、西からの文化の影響も受けやすかったことが麹割合に影響したともいわれる。
  • 関東大震災の後、長野県から東京に救援の味噌を送り、東京で味が評判になり全国での知名度が上がった。

● 原料となる米や大豆の栽培

  • 新潟県の場合、古くから米どころであり、原料となる米が手に入りやすかったことも、麹割合が高いことに影響しているといわれている。
  • 長野県では、川沿いの斜面が大豆の適作地であり畑作に発展させたこと、山国であるため貴重な米を経済的に運用する必要があったことなどがいわれている。

● 製糸業などの存在

  • 長野県では、製糸工業や繊維工場、松本に陸軍の進出により、そこで働く人を賄うための味噌が必要となった。
  • 岡谷の製糸業者は従業員のために自社で製造していたノウハウを活かし、味噌製造に進出した。

● 地域ブランドづくりの素材

  • 味噌を使った漬物や煮物、おやきや多様な味噌汁は、この地域の郷土料理を特徴づけるものの一つとなっている。
  • 味噌は、もともと各家庭でつくられていたものであり、気候や味の好み、食生活の影響を反映している。地域の風土を表わす食品として、地域ブランドづくりにおいても、重要な要素の一つ。

● 品質管理の徹底

  • 長野県では、「信州味噌」を団体商標登録し、品質の徹底管理が行われた。

● 健康面への影響

  • 近年では、健康食品として味噌が持つ栄養についての研究も進められている。

 

これらの特徴は地域に何をもたらしたのか?

● 地域ブランドづくりの素材

  • 味噌を使った漬物や煮物、おやきや多様な味噌汁は、この地域の郷土料理を特徴づけるものの一つとなっている。
  • 味噌は、もともと各家庭でつくられていたものであり、気候や味の好み、食生活の影響を反映している。地域の風土を表わす食品として、地域ブランドづくりにおいても、重要な要素の一つ。

● 健康面への影響

  • 近年では、健康食品として味噌が持つ栄養についての研究も進められている。

 

味噌の魅力と課題

< 後日掲載します。しばしお待ちください。 >