地域資源情報

13 味 噌

味噌蔵の数は長野県が1位、新潟県が2位であり、そのうち半数以上がこのエリアに密集しています。味噌の品質にも高い評価を得ており、全国味噌品評会の入賞者がこのエリアに多く存在しています。
「発酵・長寿県」NAGANO、「発酵のまち上越」など組織的な普及活動が盛んでもあります。

更新日:2022年4月21日

この地域ならではの特徴ってどんなこと?

● 味噌の品質

  • 全国味噌鑑評会 では、去10年間の入賞者の約2割が信越県境付近の地域にある味噌蔵で占めるなど、毎年受賞者がある。
    ・例えば2017年(第60回)は436品が出品されているが、農林水産大臣賞6品中で長野市、上越市の蔵が各1品受賞し、食料産業局長賞15品中で中野市の蔵が1品受賞している。
  • 越後味噌は浮き麹味噌という別名があるように、よい米を使い、米麹の粒が白く浮いて見える。中でも上越地方のものは麹割合が多く、大豆とほぼ同量の麹を加えるとされる。

※ 日本一の味噌(農林水産大臣賞受賞味噌)を決定する「鑑評会」で、一般社団法人中央味噌研究所が毎年実施。

● 味噌の生産量

  • 都道府県別の出荷量をみると、長野県が第1位で、全国シェアの約4割を占める。
    長野市には、業界上位のマルコメ味噌本社がある。長野県内には、その他にも業界上位のハナマルキ、ひかり味噌がある。

● 味噌をはじめ発酵食品を核とした取組

  • 長野県では、発酵食品で健康長寿を目指す決意表明として、2018年度に「発酵・長寿県」を宣言した。
  • 上越市では、「発酵のまち上越」をキーワードに、2015年度から研究会を立ち上げ、発酵食品による地域ブランドづくりに取り組む。
【信越県境付近の味噌醸造所の分布】

備考)信越県境付近にある市町村(破線で挟まれた地域、市町村名はp.3に掲載)の醸造所のみ掲載
出所)国土地理院数値地図およびiタウンページをもとに作成