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08 おやき
▼ 地域ならではの特徴
▼ 特徴の成り立ち
▼ 地域資源の魅力と課題
▼ その他の参考情報
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これらの特徴はどのようにして生まれたの?
● 中山間地域特有の地質や気候
稲作の裏作として小麦を栽培する平野部では、小麦でつくられた。
稲作に適さない中山間地域ではそばなどの雑穀でつくられた。
雪深い中山間地域において、棚田などで稲作をしていた地域では、くず米でつくられた。
● 農作業を中心とする生活様式
貴重な現金収入となる米を節約するため、農作業時の携帯食、保存食などとして必要に迫られてつくった。
稲作中心の盆地では竈調理のふかしおやきが主流、畑作・林業中心の山間部は囲炉裏調理の焼きおやきが主流となった。
かつては盆をはじめ、祭りや命日など人が集まる日につくられる場合もあった。
● 味噌・漬物工業の発展
長野県では、おやきの中身に欠かせない、味噌や漬物工業の発展がおやきづくりを支えた。
おやきの知名度向上と味噌や漬物の知名度向上は相互関係にあるともいえる。
● 企業によるおやき生産の始まり
かつては全国各地でみられたが、戦後、囲炉裏の衰退とともに家庭食として衰退する。
その後昭和30,40年代に北信地方の和菓子屋がおやきを作り始め、昭和50年代におやき専門店も出現する。
● 健康食品としての着目
おやきの具によって異なるものの、ヘルシーさや野菜の多さ、食物繊維の多さなどが健康に良い食品として注目を集める
● オリンピックや善光寺などの影響
平成に入り、善光寺御開帳や冬季長野オリンピックを契機に新規参入するおやき店が増加する。
長野といえば「おやき」というほどお土産品として定着する。
魚沼地方では、「あんぼ」を地元のお土産品として販売する。
● 官民による活性化の取組
長野県は、手打ちそばや野沢菜漬けなどとともに、おやきを「味の文化財」に認定する。
ふるさと再発見の一環としての郷土食見直しの中で、商品化される。中山間地域の地域活性化事業の一環として取り組む地域もある。
地元消費者の高齢化などで消費量が落ち込む中でも、活性化に向けた各種委員会や協議会、憲章などがつくられ、現在に至る。
これらの特徴は地域に何をもたらしたの?
● 味噌・漬物工業の発展
長野県では、おやきの中身に欠かせない、味噌や漬物工業の発展がおやきづくりを支えた。
おやきの知名度向上と味噌や漬物の知名度向上は相互関係にあるともいえる。
● 生活文化の継承
おやきは郷土食の中でも、話題の豊かさ、料理方法の多さ、日常生活とのつながりの深さで群を抜いており、生活文化を伝える上での役割も大きいとされる。
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おやきの魅力と課題
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