地域ならではの特徴
特徴の成り立ちと影響
地域資源の魅力と課題
その他の参考情報
稲作の起源は、最近の研究では中国の長江流域と考えられており、そこからインドやアジア各地へと広がりました。日本では、縄文時代後・晩期には水田稲作が始まっていた可能性が高く、弥生時代以降には、日本各地へと広がっていったといわれています。これに伴い、狩猟・採集中心の生活から農耕中心の生活に変化し、米は単に主食としてだけではなく、祭祀や経済活動とも深く結び付きながら、日本人にとって特別な存在であり続けてきました。また、各地でより多くの米を収穫するために、新田開発や品種改良などの努力が行われてきました。 新潟県で1956年に奨励品種に選定された「コシヒカリ」は、そのおいしさから多くの人に好まれ、日本各地で生産されるようになりました。また、新潟県は現在、米の作付面積・収量とも全国1位です。長野県は県全体では高冷地が多いため面積・収穫量は多くありませんが、10アール当たりの収量及び一等米比率は全国トップレベルです。 近年、食の多様化などに伴い、主食とされてきた米の消費量は年々減少し、減反政策をはじめ長らく国の規制や保護の下で進められてきた米の生産も、農業としての競争力強化に向けた取組がそれぞれの産地で求められています。こうした状況の中、気候にあった品種の開発により、おいしいお米が増えるなど、様々な取組が行われています。
出所)農林水産省「食糧需給表」をもとに作成
出所)日本穀物検定協会ホームページをもとに作成
出所)農林水産省「作物統計」をもとに作成
日本を代表する主食だね。 たくさんのお米を収穫するために新田開発や品種改良などが行われてきたんだ。米づくりは地域のお祭りや暮らし、経済活動とも深く結びついているよ。 一方で、昔に比べてお米の消費量が減っていること、担い手不足や高齢化、耕作できない水田の増加などが課題となっているんだ。
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