地域資源情報

02 気 候

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このエリアには、最深積雪の日本記録やランキング上位を占める地点が多数あり、人が暮らす場所としては国内・世界トップクラスの豪雪地帯といえます。
また、国内有数の降水量が多い地点とかなり少ない地点が近接しているほか、1日・1年間の気温差が比較的大きいなどの特徴もあります。

更新日:2022年6月7日

この地域ならではの特徴ってどんなこと?

● 雪の多さと少なさ(最深積雪)

  • アメダスの国内トップ20に、3位の魚沼市守門(463cm)や5位の津南町(416㎝)をはじめ10か所が含まれる。
  • 人の住むところでの日本記録は、上越市板倉区柄山の818㎝(1927年)。
  • 旧国鉄の日本記録は、飯山線森宮野原駅(栄村)の785㎝(1945年)。
  • 気象台等のある都市での日本記録は、上越市高田の377cm(1945年)。
    (一方、長野市ではあまり積雪はみられない)
    *1日の降雪量について、旧国鉄の日本記録は関山駅(妙高市)の210cm(1946年)。

●雨量の多さと少なさ(年降水量の平年値)

  • 長野市は933㎜であり、県庁所在地の中で最も雨が少ない
  • 上越市高田は2,755㎜であり、1位の屋久島(4,477mm)や2位の三重県尾鷲(3,849mm)ほどではないが、全国で9番目に降水量が多い

●日照時間の多さと少なさ(年日照時間の平年値)

  • 長野市は1,940時間で同54位。上位を占めるのは太平洋側や瀬戸内海付近の温暖な地域が大半であり、それらを除くと比較的日照時間の多い地域ということができる。
  • 上越市高田は1,591時間であり、全国134位。北海道と沖縄を除くと、10番目に日照時間が少ない地域である。

●気温差の大きさ(平年値)

7月の1日の気温差(最高気温と最低気温の差)

  • 長野市は9.1℃であり全国7位の大きさ
  • 高田は8.1℃で全国32位だが、長野をはじめ内陸の盆地が上位を占める中で、それ以外の地域としてはかなり上位に位置する。

1年間の気温差(一年のうちもっとも高い月平均気温ともっとも低い月平均気温との差)

  • 長野市は25.8℃で全国6位の大きさ。北海道を除くと最も気温差が大きい
  • 高田も23.9℃で全国31位と上位に位置する。

◆ 信越県境付近の最深積雪(左)と年降水量(右)の平均値の分布

備考)図は平年値を表す。気象台等のある都市および最深積雪トップ20に入るアメダス観測地を記載
出所)国土地理院数値地図および国土交通省「国土数値情報」(平成24年度作成)をもとに作成